第205号

「外国公文書の認証を不要とする条約」の発効による渉外訴訟書類への影響
2023-12-26 15:42:39

⿻民事訴訟法 


「外国公文書の認証を不要とする条約」の発効による渉外訴訟書類への影響 

(by 王海川)


「外国公文書の認証を不要とする条約」(Convention Abolishing the requirement of Legalisation for Foreign Public Documents、以下、ハーグ条約)は、2023 年 11 月7 日に中国で正式に実施されるようになった。中国の一部の在外大使館・領事館は、認証業務を停止することを公告した。本稿では、中国の現行法律規定に基づき、ハーグ条約が実施された後、外国人と外国企業の中国での訴訟に必要な法的書類の変化について分析する……[ 全文] 


⿻人工知能


郭徳綱が英語で漫才を披露することを実現した Heygen 人工知能サービスが国内で許可されることはどれほど難しいであるか? 

(by 遊雲庭)


最近、「郭徳綱、趙本山が英語で漫才やコントを披露する」、「テイラ・スウィフト、トランプが中国語でインタビューに答える」等の動画がネット上で流行っている。その背後には Heygen 社が人工知能サービスを提供している。筆者が Heygen 社の公式サイトにアクセスしてみたところ、国内ユーザーに公開されておらず、有料サービスの支払手段には Wechat 及び Alipayが含まれていないことが分かった。実は、Heygen の創業者の二人は何れも同済大学を卒業した華人である。本稿では、Heygen サービスが国内に許可されるためには、どのような手続を行うことが必要であるかについて考察する……[ 全文] 


⿻新法速報 


1.「商業銀行資本管理弁法」(改正)/金融監督管理局 

2「応急管理行政裁量権基準暫定規定」/応急管理部 

3.「医薬物臨床試験機構監督検査弁法」 薬監局 

4.「人型ロボットの創新発展に関する指導意見」/工業及び情報化部 

5.「行政権利濫用の排除、競争制限への法執行面談に関する指南」/市監総局 

6.「弁護士事務所の証券法律業務従事に関する管理弁法」/証監会等